高3、2月の登校日 (1-メール編)

放課後に後輩からメールのアドバイスを受けた、その夜だった。
早速、メールをする機会が。



家に帰り、食事も終わって一休みしようとベットで転がっていたとき。



ふと、思い出した。


今日の朝のこと。











「どうどう!?最近××さんにメールした!?」



補習の前に、3組のとある男子に聞かれた。






「いや?特にしてないよ?」


ウソはついていない。

まあこの時点で何か負けた感があるのだが。








「なんでぇ!せっかくアドレス知ってるのに!」


それはごもっともなんだけど……




「だって、別にメールするような用事ないもん」





「アピールせんと!メールやったらやり易いやん!」




「ってかなんでお前らがそこまでメールを勧めるんだよ」


人のメールのことなんか、普通は気にしないはず。

なにか理由があって、勧めているのだろう。





はっ!ひょっとしてオレに勇気を与えてくれているのか!?


そうか、だからさっきからオレにメールを必死に勧めて――






「だって!お前とあの人がメールせんと、面白く無いやん!」



少しでも感謝の気持ちを持ったオレがバカだった。



























しかし、これは今日初めて言われたことではない。


最近、何度か他の人にも言われることがあった。






「メールなぁ……、そりゃあの人とメールできたらどれだけ幸せなことか」





とか何とか、色々考えていたら、


急に、決心がついたかのようにメールの画面を開いていた。











「おっしゃ、それならいっちょ、メールしてみようじゃないか」


今まで、メールをするという事自体、思いつきもしなかったのに、


なぜこの時、急にメールをしようと思ったのかは、未だに自分自身、分からない。










(ピッピッ、ピッ……)



学校で聞きそびれた事があったので、それを聞くことに。


だから、文面はすぐに出来上がった。






だが、







「んー、待てよ。これじゃ不自然すぎるなぁ」






(ピッピッピッ……)














…………、





















そして考える事10分。



「よし!これで大丈夫だろう。送信ッ!」(ピッ)








――めーる送信中……







「……いや待て待て!ちょっと待った!」(ピッ)



慌てて中止ボタンを押す。





――送信を中止しました。








「ここはやっぱり、こっちの表現のほうがしっくりくるかな。あー、でも――」









…………、






















そして、5分後(←エエッww




「よーし!今度こそ大丈夫だ」(ピッ)




――めーる送信中……









「……いーやいやいや待て待て、やっぱり待て!」(ピッ)





――送信を中止しました。







「ここはやっぱり、こっちの表現のほうが(ry

(↑はよ送らんかいッ!


























結局、あと2回、送信しかけては中止を繰り返し、






「ふーぅ……、もうこれで決定。優柔不断なのはいけない。この文面でもう決定せんと」




そもそもなんでさっきから、送信と中止を繰り返しているのか。








送信できる状態になった時点では、これで良いと思うのだが、




やはりいざ、送信中の画面が表示されると、


――ああ、このメールがあの人のケータイに届くのか



と思ってしまう。





すると、これが原因で不安になって、中止するわけだ。















「いつも通りいつも通り……。他の人にメールするのと同じ事。今回はたまたま相手が好きな人だっただけの話……」



相手が好きな人だから、慎重になるのは仕方ないが、


これではもう埒があかないと思ったオレは、ある行動に出た。











「もうこの文面で送る!エイッ!」(ピッ、タッタッタ……




送信、



と同時に、携帯を放って、トイレへ駆け込んだ。








「これなら、中止ボタンを押せない……ッ!」



中止ボタンを押せない状況を、自分で作れば良いのだ。








まあ、実際トイレ行きたかったってのもあるんだけどね。


色々考えてたら、トイレ行きたくなってしまってな。
















トイレから戻り、ベッドに転がっている携帯を開くと、



何事もなかったかのように、送信が済んでいた。



























「ついに、送ってしまった……」



脱力感を感じつつ、メールを待つことに。



メールの良いところは、電話とは違って返信を待つ間に作業が出来るところ。




「じゃ、試験勉強をしますか」





それと、すぐに返事が来ないおかげで、心の準備ができる。

ここがメールの(ブーン、ブーン、ブーン)良いところって考えていたら早くも返事返ってきちゃったよ!





いくらなんでも、1分じゃ心の準備なんてできねえよッ!








しかし参った。

さっきみたいに、メールが始まった以上、

1通に10分も20分も時間をかけることはできない。








ってか、そんなこと考える前に、メールを読まんかい。

読まなきゃ始まらんがな。


























開いてみると、

まあごくごく普通に、2行の文面が表示された。





ん?





メールをよく見ると、

1行目が改行されていない。



この辺りから考えると、恐らくあの人、あまりメールしない人なのかもしれない。










……そんなこと考えている場合じゃない。


とっとと返信しなきゃ。










(ピッピッピッ……)




「よし、送信」(ピッ)






――めーる送信中……






今度は中止しているヒマはない。







――送信しました。











ふう……


しかしこのペースだと、オレの体がもたないぞ(;´∀`)


























そう思って、待つこと5分。



今度はメールが返ってこない。







「さっきはあんなに早かったのに、どうしたのかな?」



試しに、受信ボタン(新着メール問い合わせってやつな)を押してみるものの、


――新着Eメールはありません







うーむ。




と、10分ほど経った時、返事が届いた。








まあ、向こうも何か作業しながらメールしているんだろうな。








こうして、メールは順調に続き……





















メールが終わったときには、もう既に1時間経っていたΣ(´∀`;)



まあ、お互いのんびり送ったり返したりだったからね。





だから、そんなに往復していない。


数にすれば、5往復半。









でも……、






やっぱ、イイね。


なんか、とても清々しい気分だ。





たかだかメールしただけなのに、なんでだろうね?









まあでもこれで、

「メールしろメールしろ」って言ってきた奴らに自慢できる。



ははっ、参ったか( ´∀`)



























あとがき。


3部に渡って書いてきた、“高3、2月の登校日 (1)”シリーズ、




ようやく完結ですよ。





まさかこんなにネタが多くなるとは……、


1日の出来事を書いている最中に思い出していると、


あれもあった、これもあった、って、



色々ネタが思い浮かんでしまい、選りすぐることもできず、結局全部書いちゃうわけなんだよ。






で、お気づきの方もいるかと思いますが、



このシリーズのタイトルは、“高3、2月の登校日 (1)”、


ということは、(2)もあるのではないか?





そう、今週金曜の登校日の出来事も、アップする予定です。ネタがあれば。



ただ、受験が25日に控えているので、もしかすると更新できないかもしれない。








……って!


もうすぐ2次試験本番じゃないか!?





あと2週間きったって!?


やべーよやべーよッ!














……こうなったら、もう


あせらず、あわてず、あきらめず、だな(by 国語教師M.F)









ではまた。

カゼが流行っているそうなので、お気をつけて。

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